永谷園
- 「味ひとすじ」の企業理念のもと、即席食品のパイオニアである「お茶づけ海苔」の開発から現在に至るまで、常に創意と工夫で時代に合った新価値を提案し、新市場を創造している株式会社永谷園。
- 現在の商品ラインナップは、お茶づけ、ふりかけ、即席みそ汁、そうざいの素、麺商品など多岐にわたり、幅広い世代にご愛顧いただいています。
永谷園 玉露入り お茶づけ海苔
- 進物用に企画されたお茶づけ:あられ、海苔の形状を進物用に仕立て直した玉露ベースのお茶づけです。
- お茶づけのロングセラー商品。あられと海苔の香ばしさと、お湯をかけるだけの手軽さで、 誰からも愛される定番中の定番。ストックにも便利です。
- ちょっと小腹がすいたときやお酒を飲んだ後の締め、受験勉強の夜食にもぴったり。お好みの具を乗せてよし、夏は冷水をかけて冷やし茶づけにしてもよし、お好きな場面でお好きな食べ方で。
- 昭和27年、「お茶づけ海苔」が発売されました。開発したのは、永谷宗円から数えて9代目の永谷武蔵と、10代目で現在の永谷園の創業者である永谷嘉男の親子。二人は品質からデザインの細部に至るまで工夫をこらし、「お茶づけ海苔」を完成させました。
- 戦後の混乱期から次第に復興してきた頃で、世の中は、空腹を満たすことからおいしく手軽に食べることを求めるスタイルになっていました。ご飯にお湯を注ぐだけでおいしいお茶づけが食べられるとあって、「お茶づけ海苔」は大ヒット商品となりました。
- 2012年は、「お茶づけ海苔」誕生から60周年という節目の年。60年間で皆様にお買い求めいただいた永谷園のお茶づけの素は、なんと226億食にものぼります!お茶づけは世代を超えて愛される国民食に成長したと言えるでしょう。
- 2012年、永谷園は永谷宗円の命日である5月17日を「お茶漬けの日」に制定しました。
- お茶づけ普及の裏には、彼が長年の苦労の末品質のよい煎茶の製法を発明し世に広めた功績がありました。
- 内容量:31.5g(6.3g×5袋)/箱サイズ:125×85×41mm
永谷園 焼のり
- 日本の豊かな海に育てられた自然の恵み、吟味した品を風味良く焼き上げました。
- 1967年、永谷園は乾海苔の入札権を取得。全国の漁連で入札に直接参加して、乾海苔の買い付けができるようになりました。これは食品メーカーの中でも、数少ない例です。
- 入札日の早朝、購買担当者は、ずらりと並んだ海苔のサンプルを、真剣なまなざしで品定め。良質な海苔を仕入れるために、多くの海苔問屋のプロたちと真剣勝負を繰り広げます。 「進物用の海苔」を選ぶ際のポイントは次の通りです。
- ポイント1 焼色が深緑色で風味がある。:「乾海苔は天産物。養殖技術は発達したものの、気象条件や採る時期などで品質が異なります。さまざまな品質の中から、焼き色が深緑色で風味があるものを選び買い付けます。」
- ポイント2 口どけが良い:「進物用の海苔は柔らかく、くちどけの良い海苔を選定しております。一般的には柔らかく口どけの良い海苔が良いものと言われます。」
- ポイント3 旨味、甘味、塩味がある:「味については、旨味、甘味、塩味があるものを選んでおります。」
- こうした担当者の厳しい目によって、永谷園の海苔は品質を保ち続けているのです。
- 内容量:半切6枚/箱サイズ:袋230×115mm、箱250×120×41mm
永谷園 鰹ふりかけ
- 全国の生産地に足を運び、自らの目で選びぬいたおいしい、厳選した海苔をたっぷり使用した、おとなもこどもも満足の、ちょっとぜいたくな、永谷園のロングセラーふりかけです。
- 日々のごはんやお弁当のお供にぴったりのふりかけです。風味豊かな鰹削り節で、鰹のおいしさを出しました。
- 永谷園ふりかけの舞台裏:ふりかけ市場でたくさんのメーカーがしのぎを削る中、永谷園も日々研究を重ねていました。そんな時、担当者が消費者データを見直していたところ、興味深い事実に気づいたのです。「ふりかけは11歳までの子どもにはほぼ100%食べられている人気メニューでありながら、大人になろうとする12歳から急に需要が減少する」つまり、消費者にとっては「ふりかけ=子ども商品」という図式があることが判明したのです。さらに、これは「出生率の減少」が将来のふりかけ市場に影響することも意味しています。今後ふりかけ市場が成長していくためには「ふりかけ=子ども商品」という既成概念を打ち破らなければいけない・・・・・・そう考えた担当者は、「子どもだけではなく、大人も満足できるふりかけ」をテーマとした新商品の開発プロジェクトを発足させました。
- 素材に込められた工夫:開発にあたっては「大人が満足するふりかけ」の条件をあらゆる角度から追求。例えば海苔は、海苔本来の色鮮やかさや独特の風味を残すことにこだわりました。
- 1989年10月、地区限定で発売されました。店頭での試食販売では大きな反響があり、ひとりで2袋、3袋と購入する人もいるなど、それまでの商品にはない売れ行きに。1990年2月には全国展開し、各地で予想を大きく上回る売上を記録しました。販売データを分析すると、5歳から55歳までの嗜好者がほぼ均等で、男女も約半々で食べている結果に。「おいしいものなら年齢・性別関係なく受け入れられるはず」という開発者の信念がみごとに実証された瞬間でした。
- 内容量:19.0g(3.8g×5袋)/箱サイズ:125×85×41mm
永谷園 お吸いもの
- かつおの旨みとほどよい松茸の香りが楽しめるお吸いものです。普段の食事はもちろん、ひな祭りや土用の丑の日などハレの日の食卓にもよく合います。また、お吸いもの以外にも、パスタや混ぜご飯など、だしの素のように、調味料としてもさまざまな料理にお使いいただけます。(松茸香料使用)
- あの松茸の風味を手ごろで簡単に:1964年10月。日本中が沸いた東京オリンピックと時を同じくして、永谷園を代表するロングセラー商品「松茸の味お吸いもの」が誕生しました。
- 「今日も松茸、明日も松茸」の日々:「『松茸の味お吸いもの』の味作りのポイントは、風味をバランスよく整えることでした。原材料を選定し、それぞれの調味を分解してひとつひとつ吟味。変な風味のものがあったら取り除いていく、地道な作業をこつこつと進めました。」と開発担当者は語ります。
- 一日に10~20回試食を重ね、「今日も松茸、明日も松茸」の日々。贅沢なようにも聞こえるが、開発担当者は少々食傷気味になったことも。一番の難関は、味のベースとなる調味顆粒の製造でした。食塩、砂糖、エキス類などを混合して顆粒状に加工するのですが、原料の配合や混ぜ方によって出来上がりが全く異なり、うまく形にならなかったり、顆粒が固すぎてお湯を注いでも溶けないものになってしまいます。条件を変えながら幾度となく試作を繰り返しました。
- アレンジレシピ提案で市場に浸透:お吸いものは、もともと関西では「すまし」といわれ定着していましたが、関東ではみそ汁中心であまり飲まれていなかった。そこで、飲むのではなく、「餅を入れて雑煮感覚で食べてもらう」とか「炊き込みご飯にする」などのアイデアを、CMを通じて提案しました。現在では当たり前になっているアレンジレシピの提案は、実は発売当初から行われていたのです。これが結果的に功を奏して、「松茸の味お吸いもの」は、松茸の高級イメージもあいまって、香りが楽しめるお吸いものとして着実に伸びていきました。
- 内容量:2.3g×8袋/箱サイズ:125×85×41mm
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